台北の活版印刷スタジオ 兼 ショップ「PAPERWORK 紙本作業」

  Writer:たかたく(髙橋拓也)

台北の最古のお寺であり、パワースポットとして現地の人はもちろん観光客にも人気が高い龍山寺。

最寄駅の「龍山寺駅」を挟んで逆側に9分ほど歩いたところに、活版印刷のスタジオ 兼 ショップの「PAPERWORK 紙本作業」があります。

PAPERWORKは、印刷会社とデザイン会社が協力し合って生まれた、台湾発のペーパーブランドです。

2016年に活版印刷のスタジオを設立してからは、リサイクル資源と様々な綺麗な印刷作品を利用し、紙製文具のデザインと製作を行っています。
このショップは2019年の3月にオープンしたそうです。

こちらはスタジオ併設なので立派な活版印刷機をガラス越しに見ることができます。

特別に中に入れていただきました。迫力があってワクワクします!

一般向けの文房具の他に企業からの注文やウェディング用のアイテムも受注生産されています。

もともとは印刷所を営んでいたオーナーのミキさんが6年ほど前に「活版印刷をやりたい!」と思い立ち、中古の「ハイデルベルグ活版印刷機」を購入されたところからPAPERWORKはスタートします。使い方をマスターするためにミキさんはなんと大阪の活版印刷所に弟子入りされた経験も。

さて今回案内してくれたのは吉野さん、日本の方です。

彼女は4年前まで東京の渋谷で活版印刷の仕事をしていたそうですが、「どうしてもハイデルベルグ活版印刷機を使って仕事がしたい!」と思っていたところに縁があってこちらでお仕事をすることになったとのこと。

「活版印刷工にとってハイデルはやっぱり特別です。」というにっこり微笑む彼女はニューヨークの大学でPRINTMAKINGを専攻されたプロフェッショナル。今はPAPERWORKの活版印刷工としても仕事をされています。

ショップには活版印刷の温もりあるアイテムがいっぱい並んでいます。

紙のクリップ

レターセット

自分だけのノートを作ることができるキット。

こちらは54人のクリエイターが協力して作った活版印刷のトランプ。日本人のクリエイターも4名参加しているそうです。とっても贅沢ですよね。

龍山寺にお参りしたあとは少し散歩をして、ここでしか買えない活版印刷の文房具を台湾土産にいかがでしょうか。

吉野さん!多謝!(ドーシャー!)

こんなあなたにおすすめ!
紙文房具が好きな人
活版印刷が好きな人
台湾が好きな人

Information

PAPERWORK 紙本作業
https://www.paperwork.tw/


– No stationery, No life. 毎日、文房具。–