Writer:まき(福島槙子)
神田神保町のすずらん通りに、歴史を感じさせるレトロな外観の建物があります。明治20年(1887年)創業の老舗「文房堂」です。
重厚な石像があしらわれた看板がお出迎えしてくれます。
お店に入ると、吹き抜けの天井で開放感のある空間が広がります。
入口近くにはおしゃれなセレクト文房具や雑貨など、だれもが手に取りやすいアイテムがずらり。
季節によってアイテムが変わったり、作家さんのイベントが開催されたりと、いつ訪れても楽しい売り場です。
ねこモチーフの文房具や雑貨も充実していて、新しいグッズの入荷を楽しみにしているねこ好きの常連さんも多いそう。
地下には最新の文房具から事務用品、コピックやスクリーントーンなどの画材が揃っています。
1階の奥や2階には絵の具や色鉛筆、版画用品などが豊富に取り揃えられていて、美大生やアーティストたち御用達のお店。実は文房堂はいち早く国産の油絵の具を製造・販売したことでも知られています。
文房堂の油絵の具は梅原龍三郎や藤田嗣治など、名だたる洋画家たちも愛用していたそう!
また、文房堂は古くからオリジナルの原稿用紙や大学ノートなども製造し、販売していました。
原稿用紙も多くの作家たちが愛用していたそうで、復刻版も販売されています。
6階は額縁専門のフロア。油彩額、水彩額、デッサン額など幅広い品揃え。熟練のスタッフさんが丁寧に額装してくれます。
一面に並んだ額縁のサンプルは圧巻! その数と美しさに圧倒されますね。
2階へ続く階段の両脇には美しいポストカードが並びます。ポストカードを見るのに夢中になって、ついつい足が止まってしまうスポットです。
3階にはくつろげるカフェも併設しています。おいしいコーヒーとタルトをいただきながら、ノートを広げてゆったりとした時間を過ごしてみては?
ちなみに「文房堂」の読み方は「ぶんぽうどう」なので、お間違いなく!
神保町さんぽの合間に、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
こんなあなたにおすすめ!
プロユースの画材を探している方
最新の文房具やおしゃれな雑貨、猫グッズが欲しい方
カフェでゆっくり文房具タイムを過ごしたい方
Information
\文房堂さんも参加しています/
2021年度版 himekuri 文房具