オリジナルインクを作ろう!「ink stand by kakimoriのオーダーインク」

蔵前にあるオリジナルノートが作れるお店、カキモリさんの隣に9月6日オリジナルインクが作れるお店ink stand by kakimoriがオープンしました。
10689923_771728502866523_7643663992111802405_nカウンターで自分好みのインクを作ることができるのですが、まず16色のインクから基本となる3色を選びます。2色を1対1で混ぜ合わせた時のサンプルもあるので参考にすることができます。
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つぎに、それぞれのインクを混ぜる比率を決めるため、一滴ずつスポイントでカップに垂らしていきます。最終的に何滴ずつの比率になったかを元にインクの配合をしてもらうことになるので、このときカップに何滴入れたかを覚えておきます。(紙にメモしていくと良いですね。)
1978832_771728516199855_7882053213652716809_nそしてガラス棒でカップの中のインクをよく混ぜます。
混ぜたインクをガラスペンにつけ試筆します。
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ガラスペンはペン先に溝がありインクをためる構造になっているので溝のところにインクを付けるのが大事です。
(恥ずかしながら私はガラスペンは知ってはいたものの使ったことが無かったので最初少し苦労しました^^;)

もう少し明るく、とか暗くとか、他の色味を強くする、など比率を変える場合はスポイトでインクを追加し、ガラスペンを洗い、再度試します。(横にビーカーがあり洗えるようになっています。)この時も何滴追加をしたのかを記録しておきます。

何度も色の調整をしたり、基本の3色を変える場合は新しいカップを用意してくれますのでスタッフさんに声をかけましょう。
私は明るめのオレンジの色を目指して配合していきました。自分の理想の色を目指す作業は理科の実験みたいで楽しいです。

配合比率が決まったらスタッフさんに声をかけて、実際にインクを作ってもらいます。
スタッフさんに配合してもらって最終確認をしてOKであればそのままオリジナルインク(1瓶 1620円(税込)約33ml )を作ってもらいます。

混み具合にもよると思いますが、注文後30分くらいで完成するようです、(私の時は空いていたので15分ほどでできあがりました。)

私が作ったインクの配合は
Butter Cup 5 : Shoreline Gold 2 : Dakota Red 1
で作りました。
名付けて ”TAKUYA ORANGE 2014”です。(恥)
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理想通りのオレンジ色のインクができてすごく嬉しいです!
9月27日に発売が開始されたカキモリオリジナルのローラーボールも購入したのでそれに入れて楽しみたいと思います。

また、余談ですがこのインクを配合するときの用紙。非常に書き味が良くインクの吸収も良かったんですよね。文具好きの血が騒いだので紙を光に透かしてみると・・・
10606216_771728859533154_2019097242982271932_n『THREE DIAMONDS』の文字が!!!!!
これはおそらく三菱製紙のバンクペーパーだと思います^^b
三菱製紙のバンクペーパーは日本が誇る高級筆記用紙で、その昔まだ銀行での業務が帳簿を中心に回っている時代、つまり今のようなPPC用紙(つまりコピー紙)が主流ではなく、筆記用紙が主流であった時代に三菱銀行が三菱製紙に特別に依頼して作ってもらったものと言われています。
(細部へのこだわりがカキモリさんらしいですね!)

話が少し逸れました^^;
みなさんもオリジナルインクをつくりに蔵前まで足を運ばれてはいかがでしょうか?

※写真は全て許可をいただき、撮影をさせていただきました。

こんなあなたにおすすめ!
・お手紙をよく書く人(レターセットと合わせてインクにもこだわってみては)
・万年筆をよく使う人
・個性を大切にしたい人
・上記があてはまる友人や上司へのギフトに

Information

ink stand by kakimoriについて(カキモリさんのブログ参照)
http://www.kakimori.com/wp286/?p=2319
カキモリオリジナルローラーボールについて(カキモリさんのブログ参照)
http://www.kakimori.com/wp286/?p=2341

– No Stationery, No life. 毎日、文房具。–