たしかにここには芯は要らない。「2 cm+ Pencil」

logo_20131223タイの文房具デザイン会社GREY RAY STATIONERYのプロダクトを紹介します。
(GREY RAY STATIONERYについては過去のインタビュー記事をご覧ください。)
10958542_833959669976739_2621130354807586502_n見た目は余計な塗装がなくスベスベしていて木のぬくもりを感じる事ができる普通の鉛筆ですが、この鉛筆はお尻に特徴があります。
実は「2 cm+ Pencil」は鉛筆の底から芯が2センチ取り除かれた鉛筆です。
10858536_833964313309608_3661814461825227188_nグラファイト(石墨)を無駄にせず、鉛筆を効率良く使い切るために開発された鉛筆です。
鉛筆は通常どんなに大切に鉛筆を使ったとしても、最後の2センチは残ってしまうことがほとんどです。
残った2センチの鉛筆はとっておかれたり、捨てられたりしますが、いずれにせよ2センチ無駄になってしまいます。
鉛筆の芯の材料であるグラファイトは実は車のバッテリーや乾電池などにも使用されているとても貴重な天然資源です。
グラファイトを無駄にせず、何本もの鉛筆から2センチ分を節約し、少しでも資源の「プラス」になればと考え、造られたそうです。

言われてみればそのとおりですが、日本の文房具にはあまり無い考え方ですね。
文房具は消費財です。使い終えるその時のことも考えてものづくりをされているところが素晴らしいと感じました。
世界中の鉛筆がこの考え方を取り入れればかなりの量の資源節約になりそうですね。

こんなあなたにおすすめ!
・エコ意識が高い方
・海外の文房具を使いたい方

Information

2 cm+ Pencil|GREY RAY STATIONERY
http://grey-ray.com/product/2-cm-pencil-x-4-long-3/?lang=ja

– No Stationery, No life. 毎日、文房具。–