御徒町から蔵前そして浅草橋にかけての2km四方の地域を徒蔵(カチクラ)エリアと呼びます。
その徒蔵エリアで最近では年に一度だけ開催される、街歩きイベント「モノマチ」。
2011年から始まったこのイベントは今回で10回目となりました。
「街」と「ものづくり」の魅力に触れる3日間のこのイベントには、例年多数のモノづくり系企業やショップ、職人、クリエイター、飲食店等が参加。
中には、いつもは事務所や工場として役割を担っている場所が一般開放され、特別な物販やワークショップが開催されるところもあります。
多くの来場者が地図を片手に街を歩き回るとても楽しい3日間です。
実はこのイベント、文房具ファンにも人気があります。
今日10回目のモノマチに参加してきましたので、文房具ファン目線でのモノマチをレポートします。
(2018年5月に開催されたモノマチ10のレポートです。次回以降の開催および各店舗の出店有無や内容については公式ページをご確認ください。)
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ノート製造の老舗メーカー「ツバメノート」
私も大好きでよく使う「ツバメノート」。
秋葉原駅と浅草橋駅の間に本社があります。いつもは事務所ですが一般向けに開放され、ツバメノートやアウトレット品の特売が行われていました。
私はツバメノートを模した缶を購入。可愛いです。
明治から続く茶筒メーカー「加藤製作所」
加藤製作所は明治28年から続く「茶筒」「のり缶」「菓子缶」などの老舗メーカー。
私はコーヒー豆用の茶筒(大)を買いました。
この茶筒は年に一度、モノマチでしか販売されていない商品です。
この缶にぴったりなブリキの中蓋を作る職人がいる会社は、もう日本に数社しか残っていないそうです。とても貴重。
(ここまでツバメノートに続いて、缶ばかり買うモノマチです。)
そうそう、実はさきほどのツバメノートの茶缶もこちらの製品なんですよ。
まさに街が産んだコラボレーションですね。
茶筒の他にもポストカード保存用の角型の缶の販売もありました。
オリジナルノートが作れる「カキモリ」
オリジナルのノートが作れるお店「カキモリ」もモノマチ参加店舗です。さまざまな筆記具や紙の試し書きができるのもこのお店の魅力。いつも以上に人が賑わっていました。
私は便箋とノート用の紙を購入しました。
袋もノート柄です。
オリジナルカードを企画販売「チキュウグリーティングス」
自社デザイナーによるオリジナルのカードを企画販売している「チキュウグリーティングス」では、グリーティングカードなどのペーパーアイテムを販売。モノマチ開催期間中は数量限定でバラエティーセットが販売されていました。
手帳製本の老舗メーカー「菁文堂」
手帳製本について100年に渡る実績と経験がある「菁文堂」。「書き込んで持ち歩きたくなるノート」をテーマにノートの販売やワークショップが開催されていました。
共同出展としてあたぼうステーショナリーや
手帖社中のブースもありました。
私はあたぼうステーショナリーでノート型ポチ袋を購入。
手帳の「ダイゴー」
昭和19年創業の手帳・紙製品のメーカー「ダイゴー」もこの徒蔵エリアにあります。
月いりのメモと日にち入りの鉛筆を組み合わせて自分だけの記念日手帳を作るワークショップが開催されていました。
写真提供:ノベルティ研究所 高木所長
オリジナル商品も可愛い文房具店「GOAT」
Made in Tokyoの文房具を中心に、ちょっと懐かしい文房具やオリジナル商品を揃える文房具店「GOAT」にもお邪魔しました。
古いビルの3Fにあり、いつもは週3日の営業です。
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他にも文房具に関係したお店やイベントがありますので、ぜひホームページをチェックしてみてください。
こんなあなたにおすすめ!
文房具が好きな人
散歩や街歩きが好きな人
ものづくりやワークショップが好きな人