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シンプルで長く使える帆布のケース「ダイアログノートポーチ by 一澤信三郎帆布」

Writer:たかたく(髙橋拓也)

1905年から115年余り、京都で帆布のかばんを作り続けておられる「一澤信三郎帆布」さんに私たち「毎日、文房具。」が企画する「ダイアログノート」のオリジナルポーチを製作いただきました。

オモテ面には一澤信三郎帆布さんのネームが入っていて、

ウラ面にはおなじような雰囲気でダイアログノートのネームも作っていただきました。

ダイアログノートと筆記具などが入るコンパクトでシンプルなポーチで、書きたい時にすぐにダイアログノートを取り出すことができるように、ファスナーではなくボタン一つで開け閉めできるようにしました。

ボタンにすることで革のカバーや万年筆など大切な道具も傷がつきにくくなりました。

少しだけマチをつけていただいておりますので、

文庫本やモバイルバッテリーなどのガジェットを入れるのにもぴったりです。アイデア次第で色々な使い方ができるシンプルなポーチに仕上がりました。

上質でとても丈夫な帆布を使用しているため、始めこそパリッした手触りですが、使い込むうちに柔らかくなり、手に馴染むようになります。

余談ですが私が20年ほどずっと愛用しているトートバッグ(一澤さんのところでは「道具袋」と呼ばれるものですね)は、今ではとても柔らかく、使い込まれた道具としてとても美しい姿になっています。
この帆布の美しい変化もぜひ味わっていただきたいです。

今回、オリジナルのポーチを作っていただくにあたって、特別に一澤信三郎帆布さんの工房を見学させていただきました。

工房内の様子

とてもシンプルなポーチではありますが、職人さんの手によって一つ一つ丁寧に、そして細部にまでこだわって作っていただいております。

実は初めに生地がまっすぐなうちにネームが付けられるんです。
生地をつなげて縫うことで糸のロスを減らします。
次に縫う部分の形を整えます。
固い帆布ではありますが優しく叩かれると素直に言うことを聞いているように見えました。
まるで職人さんと帆布が会話をしているようです!
裁断部分がほつれないようにテープで保護。
マチになる部分を縫います。
口になる部分をぐるりと縫います。
裏返して形を整えます。
最後にボタンをつけて完成です。

ご覧いただいたように、丈夫な素材を使って職人さんにひとつひとつ丁寧につくっていただいております。
きっとあなたのそばで長く長くご愛用いただけると思います。

こんなあなたにおすすめ!
ダイアログノートなど小さなノートを使っている方
カバンの中の整理をしたい方
小物を持ち歩くことが多い方

Information

ダイアログノートポーチ by 一澤信三郎帆布
https://dialog-notebook.stores.jp/items/62be2fa9dbe744230dd9f2f0


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ABOUT THE AUTHOR

たかたく
文房具の魅力を紹介するウェブマガジン『毎日、文房具。』の代表 兼 編集長。文房具の素晴らしさを日本中、世界中に発信することがライフワーク。最近では文房具売り場のプロデュースやオリジナルノートブランド「DIALOG NOTEBOOK( https://dialog-notebook.stores.jp )」を立ち上げるなど、さまざまなことに挑戦中。
関西どや文具会 会員No.14
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