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コラム|初めての万年筆選び〈後編〉~ペン先調整も頼める神戸の「Pen and message.」〜

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店主「ではペン先調整をしていきましょう。これからお好みの書き味に微調整していきます」

好みの書き味に調整……!

これは初めての経験です。普段のペン選びは試し書きをして、好みに合ったペンを購入したら終わり、あとは持ち帰って使うのみですが、万年筆ではさらに自分の手に馴染ませる工程があるというのです。販売だけでなく、調整もして頂けるお店ならではのとても嬉しいサービスです(こちらのお店では購入時、および購入から1年間は無料 ※内容により費用がかかる場合もあります)。

繊細な作業で自分にぴったりの書き味に

「何のインクを入れましょうか」ということで、ここでも散々悩みました。万年筆のインクは筆圧で表情が変わりますし、その差異の出方もインクによって様々です。

お店には実際に筆記したインクの雰囲気を確認できる見本帳があり、まじまじと何度も見ながら、ここでしか買えないものをとお店のオリジナルインク「WRITHING LAB(ライティング ラボ)」の「Vintage Denim(ヴィンテージ デニム)」を購入しました。

早速、インクを入れていきます。

これから自分の相棒となるペンにインクが入っていく瞬間。こういったひと手間がユーザーの万年筆愛をさらに高める要因のひとつになっているのかもしれません。見ているだけで私も早く使いたい気持ちが膨らみます。


その後、筆記してルーペで確認する作業を何度か繰り返しながら、ローラーが回転するような機械でペン先を少しずつ研磨していく店主さん。


さらに筆記して確認し、使う本人である私も試し書きをします。「もう少しインクの出が良い方が」「あと少し引っかかりをとって滑らかな書き心地に」など、好き勝手なリクエストにも柔軟に応えて頂きました。

持ち主の筆記特性に馴染むように調整する作業はとても繊細で、集中して調整されている姿を見て神聖な気持ちになりました。

初めての万年筆選びはお店も重要!

こうして、ついに初の万年筆が私の手元にやってきました。

これまで使っていた筆記具やその他の文房具ももちろんお気に入りの品々ですが、選んで買うだけではない愉しみが万年筆にはありました。これからインクを変えたり、メンテナンスをしたりしながらその愉しみを重ねて、一緒に時を刻んでいく存在になっていくのだと思います。

私が初万年筆の購入店に選んだのは、神戸元町に店舗を構える「Pen and message.」さんでした。


JR元町駅から徒歩で3分程度と駅近ですが、お店の周りは緑も多くとても落ち着いた雰囲気。

店内には万年筆のみならず様々な商品が所狭しと並んでいて、万年筆専門店ならではの万年筆と相性の良いノートやシステム手帳リフィルなど、他店には置いていないオリジナルの商品も多数置いてありました。

購入に至るまで、優柔不断な私の万年筆選びに付き合ってくださっていたのは、店主の吉宗史博(よしむねふみひろ)さん。


とても親切にアドバイスを頂き、調整までしていただいた万年筆。大切に使って、今から新しいインクを入れる日を心待ちにしたいと思います。

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万年筆に挑戦したい人
ペン先を自分好みに調整したい人
関西にお住いの文具好きの人

Informations

Pen and message.
http://www.p-n-m.net/
住所:神戸市中央区北長狭通5-1-13 ベルビ山手元町1階107
アクセス:JR元町駅 西口より徒歩3分

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ABOUT THE AUTHOR

はすみ
作る工程が垣間見られるものが大好物。大学では文化的側面から活版印刷の研究をしていました。「もの」を通して「こと」を感じたい。文房具は想いを伝えるための文化だと思っています。誰に何を使って伝えよう。この気持ちが私の文房具好きの原点です。 書く(描く)、見る、作る、伝える、贈る、 という観点で文房具をご提案します。

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