チェコ・プラハに商品開発のためのおしゃれなスタジオを構える「papelote(パペロテ)」。元々学生の卒業制作から始まったデザイナーによる文具ブランドで、彼らの作り出す商品は業界の常識を覆す仕様やデザインになっています。
スタジオとは別に定番となった商品や、作りたての新商品が所狭しと並ぶ実店舗も。
「papelote」のアイテムは、どれをとってもまず見た目が個性的。日本の商品ではあまり見かけない色づかい、形をしています。
また、個性的な外見をしていながら不思議と生活になじむのは、遊びごころの中に「生産性・機能性・高品質・環境への配慮」に重きをおいた商品開発がされているから。
彼らがコンセプトとしている「文具、特に紙自体の良さを再認識」させられるものばかりです。
まだ日本で目にする機会の少ないブランドですが、運良く実際に手に取ることのできた商品をいくつかご紹介します。
表紙は封筒!?「envelopa」
A5よりすこし大きなサイズの中綴じのノート? ……と思って開いてみると、よく見たら表紙には封筒が使われています。ノートを別の文具で綴じるなんて。
機械で製本ができないと思うので、1つ1つ手作業での製本でしょうか。表紙の封筒はもちろん封筒としての機能が残っていて、ポケットの様に使うことができます。
まるーいノート
開くと丸を2つ重ねたような形になるノート。手のひらにおさまるサイズがかわいらしい。
背を見てみると針金が1箇所。中綴じ(2か所針金綴じ)の製本をしてからこの形に抜いたのか。とても気になります。
厚紙ボードファイル
分厚いボール紙で出来たファイルには、落書きのような線が描かれています。
蛍光のバンドがポイントになっていて、中を開くとアイレット綴じで閉じられた、デザイン違い、サイズ違い、印刷されている罫の色も違うノートが。システム手帳のようにテーマごとに使い分けて、中のノートを増やしたり減らしたりもできます。
とっても軽い!リングノート「softblok」
なんてことのないリング綴じのノートに見えますが、持ってみるとボリュームがあるのにとても軽い。本文枚数70枚の割りに分厚いのは1枚の紙がふっくらしているからです。ここまで嵩高な紙はあまり見たことがありません。
表紙は表と裏の色が違い、合紙(違う紙を合わせて1枚)にされています。
カラフルなゴムバンド
「papelote」の人気商品のこのゴムバンドは、ペン差しが付いていて便利。他の商品と組み合わせて使えるように2サイズあります。カラーバリエーションが豊富なので、バンドするメモやノートに合わせて色が選べるのがまた嬉しいですね。
なかなか日本で「papelote」の商品を見つけるのは難しいですが、私は「MAGASINN KYOTO」でリングノートとゴムバンドを購入しました。
また、「papelote」のWEBサイトにある取扱店舗一覧には、東京浅草の「CEDOCzakkastore」が記載されています。
次々に新しい商品が作られているため、今回ご紹介した商品の中には既にカタログにないものもあります。公式サイトには最新のカタログが載っていますので、こちらもぜひチェックしてみてください。
なお、記事冒頭のスタジオやショップの写真、いくつかの商品写真は「papelote」の公式サイトにアップされている彼らのスタジオの写真です。今回、より「papelote」のブランドイメージが伝わるようにと、写真を使用させていただきました。快く許可をくれた「papelote」のみなさんに感謝します。
私もいつの日かプラハに訪れ、彼らのスタジオに行ってみたいと思っています。
こんなあなたにおすすめ!
海外文具が好きな人
人とかぶらない変わったアイテムが好きな人
カラフルな色づかいが好きな人
Information
papelote
http://www.papelote.cz/