<24時間>を面で捉えてタスク管理!土橋正さん考案「時計式ToDo管理付せん」

世の中には文房具に詳しい方、文房具好きの方がたくさんいるということを近頃ひしひしと感じている私。近頃は文房具好きさんたちの集まりなどに参加して文具人(?)のみなさまと出会う機会が多いのですが、最近出会った方の中でも特に、特に素敵な方がいます。

ステーショナリーディレクターであり、文具コンサルタントの土橋 正(つちはし ただし)さんです。

土橋さんが運営されている文具ウェブマガジン「文具で楽しいひととき」は前から読んでいたのですが、ご本人に直接お会いしたのはつい最近。とっても穏やかで、もちろん文房具に詳しく、サイト運営についてもいろいろなアドバイスをいただきました。

……と、土橋さんの紹介記事みたいになってしまっているので、ここで軌道修正。今日ご紹介したいのは、そんな土橋さんが生み出した「時計式ToDo管理付せん」です。

アナログ時計が2つならんだ付箋の正体とは…

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土橋さんがこの付箋を考案して使い始めたのは2008年。「ToDoリストに“時間”の概念を」ということで、縦軸のバーチカルよりも一層時間をビジュアルで訴えかけてくるアナログ時計型の円に、タスクを直接書くという方法を生み出したそうです。

詳しい使い方などは土橋さんのページをご参照いただくとして……。

この付箋のすごいところは、時間を面で捉えて分割しているところ。

近年では時計型の付箋もよく見かけますが、そのほとんどが“特定の時間を指し示す”ためのものなんですよね。土橋さんの付箋はそうではなく、1日という24時間の枠の中で、自分がどう生きるかを書くものなんです。

実際使ってみると…?

というわけで、私も明日の予定を書いてみました。

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書いてみると1日のうちで使える時間がどれくらいあるのかがよくわかりますね。そして書きだしたことによって、「その時間はコレをする!」というのが明確になり、集中できそうです。土橋さん曰く、「過ぎた時間は灰色などで塗りつぶしていくのがおすすめの使い方です」とのこと。

実はこの付箋、2013年から都内いくつかの文具店で販売されています(ネットではこちらなどで販売中)。

「いままで1日を漠然としか捉えられなかったけれど、これを使い始めて1日の長さを視覚的に捉えられるようになった」「今やるべきことに集中でき、やらなくていいことに惑わされずに済む」など使用者からの評価も高く、一度に大量にまとめ買いしていくファンも多いそうです。

時計型の付箋も出てきていなかったであろう2008年当時、こういう画期的なアイテムを思いつくなんてすごいなあ。スケジュール管理、タスク管理もデジタルが主流の昨今ですが、こういう時間の捉え方、そして紙に自ら“書く”という行為の大切さはきっと薄れはしないんだろうな、と思ったのでした。

1日のスケジュール管理にお悩みの方、「最近ダラダラしてる無駄な時間が多いなあ」なんて思う方などにぜひ使ってみていただきたいです。

こんなあなたにおすすめ!
・1日のタスク管理方法を模索している人
・時間を視覚的に捉えてみたい人
・何をしているかわからない時間、ダラダラしている時間を有効に使いたい人

Information

「時計式ToDo管理付せん」詳細ページ
http://www.pen-info.jp/inote.html

文具ウェブマガジン「文具で楽しいひととき」
http://www.pen-info.jp/

— No Stationery, No life. 毎日、文房具。–